第4クールどうして3ヶ月で英語脳の構築ができるか 70/90 [これが国際標準の英会話学習法だ!]
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【どうして日本人は英語を話せないのか?】テレビを見ていると日本語を上手に話している外国の人がたくさん出ている。ネットに外国の人たちが日本語を簡単に話せる教本みたいなものがあると紹介されていた。
それは日本語を話す場合、「私は」などとやらずに動詞のフレーズだけを日本語で話すといい、という。
例えば、「私」「日本が好きよ」などと覚えるのだろう。
しかし私たちが受けた教育文法の問え方はどうだろうか。
それは、「私は」「好きです」「日本を」と、主語+動詞+目的語などと教えていることだ。
これでは英語が言葉として蓄積・定着できるはずがない。それは英文読解のためのものでしかない。
どうして、Like Japan=「日本が好きよ」、Like sushi=「寿司が好きよ」、Like Japanese=「日本人が好きよ」、Like your familyなどととらえようとしないのか?
【今日の学習】
CHAPTER 2
好き嫌いは子どもの最大の興味
● ネコが好きなの? ニンジンは嫌いなの?
子どもは「ネコが好きだ」とか、「ニンジンが嫌いだ」などと好き嫌いがはっきりしている。このような好き嫌いなどの表現も、親など周りの人が子どもに始終聞くから自然と身につくことになる。
Mom: Kathy, like cats? *上げ調子
キャシー、ネコが好きなの?
Kathy: Yes. Like cats.
ええ、ネコは好きよ
あるいは、「嫌いだ」という意味のhateを使って。
Mom: Kathy, hate carrots? *上げ調子
キャシー、ニンジンが嫌いなの?
Kathy: Yes. Hate carrots.
ええ、ニンジンは嫌いだよ
この会話も先にあげた Want milkとまったく同じように、子どもがオウム返しをしていることに気づくと思う。そしてこのような土台を元にして、いつの間にかきちんとした表現へと転換していくことになる。
Mom: Kathy, do you like cats? *上げ調子
キャシー、あなたはネコが好きなの?
Kathy: Yes. I like cats.
ええ、わたしネコが好きよ
一方、日本の英語教育だとどうだろうか。こんな簡単なオウム返しも、とたんに無機的な単語ひとつひとつの説明となってしまう。I, like, catsをそれぞれ主語、動詞、目的語とにわけて文法的に説明することになる。そんなとらえ方では、英語の息づかいはまったく伝わってこない。
多くの生徒たちにとっては、英語は「私は、好きだ、ネコを」といった変な語順になる言葉だとしか残らないし、自分が英語で話そうとする場合も、主語、動詞、目的語を並べる作業でしかなくなることになる。これは言葉の習得としては異常なことだ。
● 動詞フレーズlike catsやhate carrotsを元にして
親は、子どもの成長に従って表現をさまざまに拡大していく。子どもはネコからケーキやスポーツ、あるいは他人など興味が広がるだろう。大切なのは、複雑に
なった表現でもいつでも動詞フレーズが元になっていることだ。この土台があって初めて、その主体がYouと Iの関係だけではなく、第三者や過去や未来にも拡大していくことになる。
Mom: Kathy, does Tom like cats? *上げ調子
キャシー、トムはネコが好きなの?
Mom: Yes, he likes cats.
ええ、彼はネコが好きよ
Mom: Kathy, did you like cats (when you were a kid)?
キャシー、あなたは(子どもの頃)ネコが好きだったの?
Mom: Yes, I liked cats.
ええ、私はネコが好きだったよ
もちろんすぐには、likes catsやliked catsにはならないかもしれないが、文法的に間違ってはいても、とにかく自分の意思を通じさせることはできるものだ。
● それでは追体験をしてださい!
このような英語の発想は、ネイティブの子どもなら数年かけて身につけるが、皆さんは一応英語を学んできた人たちだから、今から数分で身につけることができる
と思う。次ページからの【イメトレNo.5】【イメトレNo.6】で、likeとhateの動詞フレーズを使った表現の拡大過程を実際に体験していただき
たい。そのとき、まずは赤文字部分のワンフレーズ表現の意味を頭の中でしっかりイメージすることが大切だ。
そしてこのフレーズを土台にして、黒文字部分(ファンクションフレー*)をつけて表現しよう。ちなみに日本語訳はこのファンクションフレーズをつけた全文の訳となっている。
*ファンクションフレーズについては後で詳しく説明する P.57参照
また余裕のある人は、例えば、like Australiaという動詞フレーズを元にして、I やsheなど主体(主語)を変えて表現してみよう。
I like Australia. 私、~好きだ
She likes Australia. 彼女、~好きだ
She does not like Australia. 彼女、~好きじゃない
Does she like Australia? 彼女、~好きなの?
You will like Australia. あなた、~気に入るよ
My wife seems to like Australia. 妻は、が好きなようだ
【イメトレ No.5】likeの動詞フレーズ (1)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※イメトレ学習法でのネイティブよる音声は以下のように進むことになる。
学習される方は、まずlook angryなどのワンフレーズ(※赤文字部分)を口に出して表現し、それができてからYouなど英文の生産をしていただくことになる。
もちろん、You don'tとか、You didn'tをつけて否定表現に、Do IとかDid Iをつけて疑問表現、Don't IとかDidn't Iをつけて否定疑問表現への展開はすでにSTEP1で学習しました。
・・・・・・・・・・・・・・
(1) Do you like Australia?
あなた、オーストラリアはお好きですか?
(2) I liked Bill.
私、ビルのことが好きだったのよ
(3) Don't you like cake(s)?
あなた、ケーキはお好きじゃないの?
(4) She seems to like dogs.
彼女、イヌが好きそうよ
略
※(4)のseem to+原形動詞フレーズは、「~のようだ」と「推測」の意味となる。
原形動詞フレーズとは、原形の動詞で始まる動詞フレーズだ。
略
【イメトレ No.6】hateの動詞フレーズ
(1) I hate you.
私、あなたが大嫌いよ
(2) Do you hate big cities?
あなた、大都会が嫌いなの?
(3) They seem to hate each other.
彼らはお互いが憎しみあっているようです
略
このブログは、「ファンクションメソッド 英会話通信講座 STEP3 「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」に準拠しています。
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2017-10-26 14:07
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