(英語)続 どうして日本人は英語音痴なのか? [ファンクションメソッドとは]


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[今日の学習]

どうして日本人は英語音痴なのか?

私たちと同じ非英語圏の人たちが当たり前のように使っているのは、動詞フレーズを「ひとまとまりの意味を持つもの」としてとらえる発想です。
その動詞フレーズをファンクションフレーズと組み合わせで場面に応じた様々な表現をする,これが世界(国際)水準です。

今回は、3つの非動詞フレーズの内、ing形動詞フレーズをとりあげました。ちなみに3つとは、前回の原形動詞フレーズ、そして今回のもの,後はed形動詞フレーズだけです。

原形動詞フレーズの動詞をing形にすると,簡単に「〜しながら」と形容詞のような働き(補語)となり、「〜しながらのこと」と名詞のような働き(動名詞)となります。


ここで大切なことは,動詞フレーズは「ひとまとまりの継続的な状態」を表すことになる,ということです。
どうして日本人は英語音痴なのか,簡単に英語が話せないのか,その理由は教育文法やそれを焼き直した英会話本にあります。具体的に説明しましょう。

教育文法には基本に5文型理論があります。

   I + play + tennis.
   S  V    O
   I + am playing + tennis.
   S   V      O

ここで注目していただきたいのは、playの進行形への変化はam playingだと説明するのです。だからbeは助動詞、playingは現在分詞という名前がつけられています。
確かに,こうすると日本語に訳すのは便利です。「私は」と主語を訳し,「テニスを」と目的語を訳し,後に戻って「している」と動詞部を訳せば日本語の完成です。

でもここに大きな落とし穴が3つあります。
まず、上のように「後戻り訳」をしないと英文の意味がとれないこと,これではListeningはできません。
次にplay tennisといった行儀のいいものでは簡単に見えますが,get up earlyだったらどうなりますか。

   I + get+ up early. (ふだん)早く起きています
   S  V 
   I + am getting + up early. (今)早く起きようとしています
   S  + V 

日本語に訳す場合,「私は」はいいとしても、up earlyの意味をどうとりますか。さらにam gettingの意味はどうしますか。またネイティブの生の会話では,Get up eaarly?とか、Getting up early?といったワンフレーズ表現をよくします。この場合be動詞はどこに行ったのでしょうか。

以下の例にはありませんが,彼らが日常生活で頻繁に使うTwo Word Verbsになったらこの5文型理論は完全にお手上げとなってしまう、これが最も大きな問題です。

  I +am taking + my shoes off.
  靴を脱ごうとしています
  I + am putting + my shoes on.
  靴を履こうとしています

こ れは5文型理論のうち,何型ですか。しかしそれを説明する人はありません。あるいはこれが進行形だとわかれば、何型であろうがいいではないかと言う人もい るでしょう。でもこれがTake your shoes off.などに対してTaking off my shoes.が対になっていることが抜け落ちてしまうことになります。
そして最後の問題点てす。この文は5文型の内,何型が聞かれたことがありますか。  

  I want to get up early. 早起きしたい
  I like getting up early. 早起きが好き

教育文法の信奉者はここで奥の手を出します。それは彼らの好きな文法用語です。前者は「to+動詞の原形」、つまりto不定詞,後者は動名詞と説明します。共にwantとlikeの目的語になる,と言うのです。しかしここで抜け落ちたのはやはりup earlyです。

ファンクションメソッドは、世界水準であり,英語の発想にもと続いています。それは「ひとまとまりの行為や状態は決して切り刻んではならない」ということです。

  I am getting up early.
  I am taking my shoes off.
  I am putting my shoes on.
  I want to get up early. 
  I like getting up early.

世界水準は,原形動詞フレーズをing形動詞フレーズへと変換します。
---------------
 study → studying 勉強する
 play tennis → playing tennis テニスをする
 go dancing → going dancing ダンスに行く
 get up early → getting up early 早く起きる
 make lunch → making lunch 昼食を作る
 eat fish → eating fish 魚(料理)を食べる
 drink milk → drinking milk 牛乳を飲む
 read the newspaper → reading the newspaper 新聞を読む
 get dressed → getting dressed 服を着る
 get undressed → getting undressed 服を脱ぐ
 watch TV → watching TV テレビを見る
 go to school → going to school 学校に行く
 work → working 歩く
 go shopping → going shopping 買い物に行く 
 fly to France → flying to France 飛行機でフランスに行く
 thank Bill → thanking Bill ビルに感謝する

ここで登場するのは,例のファンクションメソッドのテーブルです。

テーブルbe動詞 現在形
table-1

 
以上の動詞フレーズを以下のテーブルの[GROUP]に続けて文を生産してください。「今,〜している」「〜していない」「〜してるの?」「〜していないの?」「〜してるんでしょう」「〜してないのでしょう」といった現在進行形の文の生産ができます。

 (1) [GROUP-A]に続けると現在進行形の肯定形が
 (2) [GROUP-B]に続けると現在進行形の否定形が
 (3) [GROUP-C]に続けると現在進行形の疑問形が
 (4) [GROUP-D]に続けると現在進行形の否定疑問形が
 (5) [GROUP-A]と[GROUP-D]を使うと主文が肯定形の付加疑問形が
   [GROUP-B]と[GROUP-C]を使うと主文が否定形の付加疑問形が

テーブルbe動詞 過去形
table-2


以上の動詞フレーズを以下のテーブルの[GROUP]に続けて文を生産してください。「その時,〜していた」「〜していなかった」「〜してたの?」「〜していなかったの?」「〜してたのでしょう」「〜してなかったのでしょう」といった過去進行形の文の生産ができます。

 (1) [GROUP-A]に続けると過去進行形の肯定形が
 (2) [GROUP-B]に続けると過去進行形の否定形が
 (3) [GROUP-C]に続けると過去進行形の疑問形が
 (4) [GROUP-D]に続けると過去進行形の否定疑問形が
 (5) [GROUP-A]と[GROUP-D]を使うと主文が肯定形の付加疑問形が
   [GROUP-B]と[GROUP-C]を使うと主文が否定形の付加疑問形が

さて、ファンクションメソッドはファンクションフレーズと動詞フレーズの順列・組み合わせで文を生産するので,自由な会話ができます。

つまり学習時間に応じてファンクションフレーズと動詞フレーズが定着・蓄積していくことになります。これが最も効果的で。効率的な英語・英会話学習法です。

動名詞については次回に述べます。

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