War Guilt Information Programと英語教育 [ファンクションメソッド英語・英会話学習教材]
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今回は現在Amazonのキンドル化の作業しています、ご迷惑をおかけいたします。
突然ですが、皆さんはウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(英語:War Guilt Information Program、略称:WGIP)をこ存じと思います。
太平洋戦争(大東亜戦争)終結後、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP、以下GHQと略記)による日本占領政策の一環として行われた「戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画」です。
これを「はい、わかりました」と受け取ったのが、当時の文部省でした。
今では文科省と名前を変えていますが、歴史教育一つとっても日本の歴史を未だに歪めてきたことは事実です。
一方、歴史教育だけではなく英語教育もWar Guilt Information Programの影響を受けていることはあまり知られていません。
受験英語はまさに「英語読解」のためのものであり、「英語を話せる」ためのものではありません。
受験エリートの成功者である高級官僚がほとんど英語が話せない。あるいはこれで育ってきた英語教師も英語が話せない。何の冗談かと私は思っている。
さらに、多くの皆さんが公立の中学、高校で受けた英語教育は「いつまでも日本人には英語を話せなくしたい、占領軍の意志そのそのものだとそろそろ気づくべきです。
以下の本は、以前にアスカ出版から出版されたものです。
またこれは当研究会「オンライン講座」の主教材の一つとなっていたものです。
「英語を話すための学習」というものがどういうものかを知っていただきたいと思います。
以下は、電子書籍「こう聞かれたら こう答える! オウム返しトレーニングブック」からの引用です。
● プロローグ ●
☆ どうして英語が言葉として定着・蓄積しないのか?
児童英語でも、中学英語でも以下の会話文は必ず登場します。
A: How are you?
ご機嫌いかがですか?
B: I am fine, thank you. And you?
元気です、ありがとう、あなたはどうですか?
A: I am fine, too. Thank you.
私も元気です、ありがとう
A: Where are you from?
あなたはどこから来られましたか?
B: I am from Canada.
私は、カナダから来ました
A: What animal(s) do you like?
あなたはどんな動物が好きですか?
B: I like dogs.
私は、犬が好きです
このような会話文を丸暗記さされたことがあると思います。でもこんな会話文を丸暗記していた最初の頃は、おそらく英語も楽しいものだった思います。でもいつの間にかこのような一文丸暗記の学習が苦痛になったのではありませんか。
しかし、よく見てください。Aの会話文とBの会話文はほとんど共通した 単語がないことに気づかれると思います。これらの会話文に共通するの は、疑問詞と言われるhowやwhatが使われていることです。文法ではこ れらはInformation Questionと呼ばれ、文字通り相手に情報を聞 くものなのです。つまり答えるものは相手に「元気だ」「元気じゃな い」「そこそこだよ」といった情報を与える必要がある表現なのです。
一方、英語にはYes=No Questionというものがあります。これは相 手が聞いたことに対してYesかNoかで答えるものです。以上の3つの会 話文をこれに変えるとおもしろいことがわかります。
A: (Are you) fine? ※上げ調子で
あなた、お元気ですか?
B: Yes. (I am) fine, thank you. And you?
元気です、ありがとう、あなたはどうですか?
A: (I am) fine, too. Thank you.
私も元気です、ありがとう
【オウム返し No.21】
A: (Are you) from Canada? ※上げ調子で
あなたはカナダから来られましたか?
B: Yes. (I am) from Canada.
そうです。私は、カナダから来ました
【オウム返し No. 40】
A: (Do you) like dogs? ※上げ調子で
あなたは犬が好きですか?
B: (I) like dogs.
私は、犬が好きです 【オウム返し No. 60】
どうですか? Fine?→Fine.、From Canada?→From Canada.、Like dogs?→Like dogs.と完璧なオウム返しになっていることがおわかりで しょうか。そしてさらに重要なことは、( )内のことばを無視しても、単独で、ワンフレーズ表現となっているこ とです。
もちろん、Information Questionが必要ではないと言っている のではありません。
指摘したいのは、ことばとして表現を学ぶ順序が逆になっているということです。
☆ ワンフレーズ表現が基礎となって表現が拡大する
幼い子供は、まずワンフレーズ表現を身につけ、それを以下のように展開 していくことになります。How are you?などから始める日本の英会話教 育とまったく逆になっていることがわかると思います。
Fine? → Are you fine? → How are you?
From Canada? → Are you from Canada? → Where are you from?
Like dogs? → Do you like dogs? → What animal(s) do you like?
オウム返し英会話学習法は、英語をことばとして身につけるための、当たり前のそして最も有効な学習法なのです。
☆ 英語脳・英語の回路ということ
最近,英語脳とか英語の回路といった言葉がよく使われています。
それをどのようにして身につけることができるか、それは簡単なことです。
あなたがFine?、From Canada?、Like dogs?と英語のワンフレーズ表現 をとっさに口から出した時から始まります。 オウム返し学習法は,英語を言葉として身につけるための,当たり前の, そして最も有効な学習法なのです。
(Are you) Ready? 用意はいいですか?