国際標準の英会話学習法 (英語で)ひょっとして私があなたに風邪をうつしたかもしれない

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【国際標準の英会話学習法】

今回は英語における「有機的な表現」について述べることにする。
まず以下の動詞フレーズをご覧いただきたい。言うまでもく「風邪」にまつわる動詞フレーズだ。
(1) have a cold　「風邪をひいている」
(2) have a touch of cold　「風邪ぎみだ」
(3) get a cold　「風邪をひく」
(4) catch a cold 「風邪をひく」
(5) get over a cold 「風邪を治す」
(6) take cough medicine　「風邪薬を飲む」
(7) give someone a cold　「誰かに風邪をうつす」
(8) keep away from a cold 「風邪をひかないようにする」

ご覧の通り動詞catchを除いて、C.K.OgdenのBasic Englishに含まれる基本16の動詞ばかりだ。
つまり日常会話表現において基本16の動詞はまったく欠かせない。
すでに動詞haveの本質的な意味は、「付帯状況」を表し、getは「到達」を表すと述べてきた。さらに動詞takeは行為などの「とっかかり」を、giveの本質的な意味は「与える」だ。またkeepの本質的な意味は「持続」だ。

たった16の動詞で日常会話のすべてができると指摘したのはイギリスの言語学者、C. K. Ogden (1889-1957)だ。彼はたった850語が20,000語に相当する働きをするとし、Basic Englishというものを提唱した。この内動詞だけに注目すれば、動詞はたった16だ。彼は無制限な語彙を使わなくても、英語は造語法*や一定の範囲の方位語(方位副詞。前置詞)の組み合わせで多様な意味を表し、しかも英語のネイティブスピーカーにはそのような表現を好んで使う傾向があるとした。
*動詞を変化させて、名詞や形容詞として使うこと。
英語で何かを表現したいときに、日本語の意味に当たる英語の動詞が何かと考えるよりも、「よく働く動詞」16の内の何を使うかと考える方が、はるかに効率がいい。つまり間口をせばめて攻略するのが英語という外国語を修得する大きなポイントの一つだと言える。場面に応じた自由な英会話をする場合には、「よく働く動詞」の守備範囲と応用範囲を徹底的に学ぶ必要があるのだ。

定期購読マガジン発行によって当ブログの記事が簡略したものになります。なにとぞご了承ください。

[英会話発想トレーニング　表現の枠組み]
［基本４時制の展開］be動詞系列の展開
[1] 現在形動詞フレーズ　(現在の状態を表す)　※現在形
　　(1) I have a touch of cold
　　　　私、(今、ふだん)風邪気味なの
　　(2) I don't have a touch of cold
　　　　私、(今、ふだん)風邪気味じゃないよ
　　(3) Do you have a touch of cold?
　　　　あなた、(今、ふだん)風邪気味なの?
　　(4) Don't you have a touch of cold?
　　　　私、(今、ふだん)風邪気味じゃないの?
[2] 過去形動詞フレーズ　(過去の状態を表す)　※過去形
　　(1) I have a cold
　　　　私、(その時)風邪をひいていたよ
[3] 未来形動詞フレーズ　(未来の状態を表す)　※未来形
　　(1) I will have a cold
　　　　私、風邪をひいちゃうよ
　　(2) I seem to have a cold
　　　　私、風邪をきそうよ
[4] ing形動詞フレーズを使った表現　(継続的状態を表す)　※進行形/動名詞
　　進行形は無し
[5] 現在完了形フレーズ　(過去を背負った現在の状態・付帯状況を表す)　※現在完了形
　　(1) I have had a touch of cold
　　　　私、(ずっと)風邪気味なのよ
　　(2 She might have had a touch of cold
　　　　彼女、(ずっと)風邪気味だったかも

[一般動詞フレーズ５段活用】
　 have a touch of cold「風邪気味なのよ」
=============================
　(1) have[has] a touch of cold　現在形動詞フレーズ　
　(2) had a touch of cold　　　　　過去形動詞フレーズ
　(3) have a touch of cold　　　　原形動詞フレーズ
　　　※助動詞、to不定詞で使われる。
　(4) having a touch of cold　　　ing形動詞フレーズ
　　　※分詞構文、動名詞で使われる。
　(5) had a touch of cold　　　　　ed形動詞フレーズ　
　　　※完了形で使われる。　
=============================

[英会話発想トレーニング　表現の枠組み]
［基本４時制の展開］一般動詞系列の展開
[1] 現在形動詞フレーズ　(現在の能動的な事実・習慣を表す)　※現在形
　　(1) I often get a cold
　　　　私、(今、しばしば)風邪をひくよ
[2] 過去形動詞フレーズ　(過去の能動的な事実を表す)　※過去形
　　(1) I got a cold
　　　　私、(その時)風邪をひいたよ
[3] 未来形動詞フレーズ　(未来の能動的な事実を表す)　※未来形
　　(1) I will get a cold
　　　　私、風邪をひいちゃうよ
　　(2) I may get a cold
　　　　私、風邪をひいちゃうかもよ
[4] ing形動詞フレーズを使った表現　(能動的な継続状態を表す)　※進行形/動名詞　
　　(1) I am getting a cold. ※現在進行形
　　　　私、風邪をひきそうよ
　　(2) I was getting a cold. ※過去進行形
　　　　私、風邪をひきそうだったよ
[5] 現在完了形フレーズ　(過去を背負った現在の能動的な付帯状況を表す)　※現在完了形
　　(1) I have got a cold.
　　　　私、風邪をひいちゃったよ

【一般動詞フレーズ５段活用】
　got a cold　「風邪をひく」
=============================
　(1) get(s) a cold　　現在形動詞フレーズ　
　(2) got a cold　　　　過去形動詞フレーズ
　(3) get a cold　　　　原形動詞フレーズ
　　　※助動詞、to不定詞で使われる。
　(4) getting a cold　　ing形動詞フレーズ
　　　※分詞構文、動名詞で使われる。
　(5) got a cold　　 　ed形動詞フレーズ　
　　　※完了形で使われる。　
=============================

○今回の表現の「勘どころ」

[英会話発想トレーニング　表現の枠組み]は、単にとりあげた文例を丸暗記するべきだと言うことではない。この枠組みを使って以下にあげたフレーズを展開表現をしてほしい。

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以下の文例はすべて「風邪にまとわる表現」です。
　I might have given you a cold,　
　ひょっとして私があなたに風邪をうつしたかもしれない
ひどい風邪をひく
あなたは風邪をひくだろう
風邪をひきそうだ
私は正月に風邪をひいた
風邪を治す
私は風邪がまだなおりきらない
私は２週間前にひいた風邪がまだ治らない
風邪をひいて憂鬱になる
彼女は風邪をひいたことがない
せき風邪をひいている
鼻風邪をひいている
私は週末は風邪をひいていた
大変多くの人たちが風邪をひく
あなたはよく風邪をひきますか?
この風邪薬を飲む
ひどい風邪をひかないようにする
風邪をひいているなら、今日は一日中外に出ない方がいい
略


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