(英語)どうして英語が自由に話せないのか? その2 [どうして英語が自由に話せないのか?]


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[今日の学習]

今回も「どうして教育文法やそれを焼き直した市販の英会話本では英語が自由に話せないのか」について述べます。

例の「たまねぎ理論」、つまり五文型理論の特色は動詞の変化を強調するのが特色です。
今回は、さらにわかりやすいように動詞フレーズを変えてみました。

 (基本文)
  I wait for her. (ふだん)待っている、彼女を
  S V   O
   ↓
  I don't wait for her.(ふだん)待っていない、彼女を
  I can't wait for her.待てない、彼女を
  I will wait for her.待つつもり、彼女を
  I am waiting for her..待っている、彼女を
  I have waited for her..待ったことがある、彼女を
   ↓
  I am going to wait for her..待つつもり、彼女を
  I will be able to wait for her.待てるだろう、彼女を
  I have to wait for her..待たなきゃならない、彼女を

ところが、以下のような文となると説明が異なってきます。
ここでは五文型をあきらめて、to不定詞、動名詞という説明になるのが普通です。あるいは五文型で説明する人もいます。
   ↓
  I want to wait for her..待ちたい、彼女を
  S V    O
  I don't want to wait for her..待ちたくない、彼女を
  S  V    O
  I don't like waiting for her..待つのが嫌だ、彼女を
  S V    O

私は、日本の英語教育は「畳の上で泳法を教えている」ようなもの、一方ネイティブの教え方は「プールで自由に泳ぎ回って、このマネをしなさいと迫る」ようなものだと考えています。

この畳の上で英語を教える場合に使われるのが、この5文型理論なのです。英文の「主語」を訳し、動詞部に返り点を内、目的語を訳し、「後戻りする」ことによって日本語に変化する手続きなのです。

こ こでもう一度上の例文をご覧ください。動詞部が異常にふくれあがっていることに気づかれると思います。私はこれを「ツチノコ理論」と呼びたくなります。ツ チノコに手や脚や尾っぽがあるかないか、それはわかりません。でもとにかく頭は小さく、胴は太長く、尾っぽは細い、私の5文型理論のイメージはそんなもの です。

ところが、ネイティブや私たちと同じ非英語圏の人たちはこんなとらえ方をしません。ここで「カエルが泳ぐ姿」を思い浮かべてください。
カエルは頭と両前足が行き先の進路を決定し、後ろ足はその力の原動力になっています。

つまり英語発想というものは、このようなものなのです。私はそのカエルは頭と両前足をファンクションフレーズ、後ろ足を補語・動詞フレーズと名づけているのです。

  I wait for her. 
  I don't wait for her.
  I can't wait for her.
  I will wait for her.
  I am waiting for her.
  I have waited for her.
  I am going to wait for her.
  I will be able to wait for her.
  I have to wait for her.
  I want to wait for her.
  I don't want to wait for her.
  I don't like waiting for her.

こ こで大切なことに気づいてください。前回のrea a bookも同じですが、このwait for herも多少変化があっても「彼女を待つ」とか「彼女を待っている」といったひとまとまりのイメージはつらぬかれていることです。つまりこれによって wait for herのイメージは頭に定着することになるのです。
5文型理論のように、waitとfor herは絶対に切り離してはならないのです。

「待てない」「待つつもり」「まちたくない」などといくら覚えても「彼女を待つ」というイメージは定着しないのは当たり前です。

よくインドや中国の人、あるいはネイティブの人たちでさえuneducatedな人たちは、「多少文法を間違っても言いたいことは言える」ことを示しています。

英語を何年学んでも、語彙が定着・蓄積しないというのは、この動詞ばかりに重点を置いた5文型理論にあるのです。

  Please wait for me.
  どうか私を待っててよ

さらに例えば、be sure to~は「必ず〜します」という意味です。それを覚えたら以下のような展開にもなります。

  Be sure to wait for me.
  必ず私を待っててよ
  Yes. I am sure to wait for you.
  私は必ずあなたを待ちます

ファンクションフレーズ、そして動詞フレーズをいくつ定着・蓄積していくことができるか。これが自由な英会話への学習法です。
ただ、英語はとてもシンプルで合理的なしくみをしています。

先に私は、ネイティブの教え方は「プールで自由に泳ぎ回って、このマネをしなさいと迫る」ようなものだ、と述べました。
英会話学習には、このトレーニングを実行できるトレーナーが不可欠なのです。

続く

【一般動詞フレーズ5段活用】  「彼女を待つ」
=============================
(1) wait(s) for her  現在形動詞フレーズ 
(2) wait for her  過去形動詞フレーズ 
(3) waited for her  原形動詞フレーズ
(4) waiting for her  ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞になります
(5) waited for her  ed形動詞フレーズ  
=============================


このブログの目的は、以上のような動詞フレーズを様々に表現展開できることです。

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