(英語)過去を表すファンクションフレーズ [ファンクションメソッドとは]


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[今日の学習]

今回は,過去を表すファンクションフレーズをとりあげました。
英語ほどシンプルで合理的な仕組みをしている言語はないのに,日本人は英語音痴にされています。
その原因は教育文法であり、それを焼き直した市販の英会話本にあります。
どうしていくら英会話学習をしても語彙がいつまでも定着・蓄積しない。結果「役に立つ日常英会話表現」といったセリフを丸暗記したり、音声を聞いていたらいつの間にか英語脳になる、といったおよそ信じられない学習を続ける有様です。

私はこのブログでファンクションメソッドこそが、「世界水準、国際水準の英会話学習法」だと述べてきました。
具体的に説明しましょう。
教育文法は、常に動詞単体の変化として説明します。しかしそれではいつまでも英語など話せません。

 ○be動詞の変化 
 [1] 現在形   [2] 過去形  [3] 原形 [4] 現在分詞 [5] 過去分詞
  am, are, is  was, were  be    being   been 

 ○一般動詞のcall変化 
 [1] 現在形   [2] 過去形  [3] 原形 [4] 現在分詞 [5] 過去分詞
  call(s)     called   call   calling   called

ネイティブでもそうだし、私たちと同じ非英語圏の人たちは動詞単体の変化ではなく,動詞が導く補語や目的語をひとまとまりのもの、つまりフレーズとしてとらえ、それをどう使って実際に表現するか,そのトレーニングをするのが常識です。
どんな動詞フレーズも動詞の変化に応じて5つのパターンを持ちます。

  (1) 現在形動詞フレーズ (2) 過去形動詞フレーズ
  (3) 原形動詞フレーズ (4) ing形動詞フレーズ (5) ed形動詞フレーズ

以上の5つの動詞フレーズと結びついて,様々な表現展開をするのがファンクションメソッドによるテーブルです。
今回は,be動詞系列と一般動詞系列の現在形のテーブルをとりあげました。
つまり[1]から[6]のはbe動詞系列、[7]は一般動詞系列のものです。
今まで説明してきたように,肯定、否定,疑問,否定疑問、付加疑問などの表現がいとも簡単にできます。

「コミニカ中学英語基礎編」や「英語の九九 英会話発想トレーニング」が今までの教材とはまったく異なっているのは,この「行為や状態はひとまとまりのもの」という発想で貫かれていることにあります。

この発想がきちんと身につけば,[1]から[7]のパターンの語彙をどれだけ蓄積していくこととができるか、これが本当の英会話学習なのです。

○テーブルbe動詞 過去形
table-2


各[1]から[6]の(2)のフレーズのパターンが導かれます。

また、これらの教材では理解しやすいように,[1]は「ドンナだ文」、[2]は「ナニだ文」、[3]と[4]は「あるいる文」、[5]と[6]は「動詞フレーズを使ったドンナだ文」としています。

 [1] be動詞+形容詞 孤独だ,独りぼっちだ
  (1) (am, are, is) alone  (2) (was, were) alone      
  (3) be alone  *(4) being alone  (5) been alone 

※肯定表現は[GROUP-A]、否定表現は[GROUP-B]、疑問表現は[GROUP-C]、否定疑問表現は[GROUP-C]のファンクションフレーズを使っています。以下すべて同じです。他の主語も試してください。
ただし、[2]のものだけは主語がWe,Theyなど複数形となると基本的に補語も複数形となります。We were cooks.

  She was alone. 孤独だったよ
  She wasn't alone. 孤独じゃなかったよ
  Was she alone? 孤独だったの?
  Wasn't she alone? 孤独じゃなかったの?

 [2] be動詞+名詞 料理人をしている
  (1) (am, are, is) a cook  (2) (was, were) a cook      
  (3) be a cook  *(4) being a cook  (5) been a cook  

  She was a cook. 料理人をしてたよ
  She wasn't a cook. 料理人をしてなかったよ
  Was she a cook? 料理人をしてたの?
  Wasn't she a cook? 料理人をしてなかったの?

 [3] be動詞+方位副詞 ここにいる
  (1) (am, are, is) here  (2) (was, were) here      
  (3) be here  *(4) being here  (5) been here 

  She was here. ここにいたよ
  She wasn't here. ここにいなかったよ
  Was she here? ここにいたの?
  Wasn't she here? ここにいなかったの? 

 [4] be動詞+前置詞+名詞 入院している
  (1) (am, are, is) in hospital  (2) (was, were) in hospital      
  (3) be in hospital  *(4) being in hospital  (5) been in hospital 

  She was in hospital. 入院してたよ
  She wasn't in hospital. 入院してなかったよ
  Was she in hospital? 入院してたの?
  Wasn't she in hospital? 入院してなかったの? 

 [5] be動詞+ing形動詞フレーズ(進行形) 彼女に電話している
  (1) (am, are, is) calling her  (2) (was, were) calling her      
  (3) be calling her  *(4) being calling her  (5) been calling her 

  She was calling him. 彼に電話してたよ
  She wasn't calling him. 彼に電話してなかったよ
  Was she calling him? 彼に電話してたの?
  Wasn't she calling him? 彼に電話してなかったの? 

 [6] be動詞+ed形動詞フレーズ(受身形) 彼女に電話をもらう
  (1) (am, are, is) called by her  (2) (was, were) called by her      
  (3) be called by her  ※(4) being called by her  (5) been called by her 

  She was called by him. 彼に電話もらってたよ
  She wasn't called by him. 彼に電話もらってなかったよ
  Was she called by him? 彼に電話もらってたの?
  Wasn't she called by him? 彼に電話もらってなかったの? 

○テーブル一般動詞 過去形
table-1

 
[7]の(2)のフレーズのパターンが導かれます。

 [7] 一般動詞 VO感覚 彼女に電話する
  (1) call(s) her  (2) called her      
  (3) call her  (4) calling her  (5) called her  

  She called him. 彼に電話したよ
  She didn't call him. 彼に電話してなかったよ
  Did she call him? 彼に電話したの?
  Didn't she call him? 彼に電話しなかったの? 

続く

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